早期対策がおすすめ!京都で受けられる大腸がん治療の種類と対応する進行ステージ
- 投稿日:2020年3月26日
- 更新日:
内視鏡治療による切除
大腸がんと一口にいってもさまざまな段階があります。
まだ進行があまり進んでいない「ステージ0」もしくは「ステージ1」の状態で発見することができれば、内視鏡治療によって切除することも可能です。
内視鏡治療とは、肛門から大腸に内視鏡を挿入し、その先端についている器具を使ってがんを切除する治療方法のこと。内視鏡治療は他の手術に比べて非常に体への負担が少なく、腸管を切ることもないので気持ちも楽です。
外科手術による切除
大腸がんがある程度進行してしまっており、内視鏡手術ができない場合には、外科手術をしてがんを切除します。
外科手術では、がんになっている部分の周りの問題のない腸も切除する必要があるため、内視鏡治療に比べて体にかかる負担が大きいです。
がんのできている部位が肛門に近い場合には、肛門も摘出することもあります。この場合は、人工肛門を作ることにもなります。
放射線治療
大腸がんが発見された場合、手術前に放射線治療を行ってがんのサイズを小さくする治療をすることもあります。
放射線治療により、体の治癒率を高められるほか、手術による肛門の摘出を回避する狙いがあります。ただし、放射線治療の場合には副作用が出るおそれがあります。
例えば、全身の倦怠感や気分の悪さ、吐き気などです。放射線治療を受ける際はリスクがあることをよく理解しておきましょう。
薬物治療
手術が成功した後でも、がん再発のリスクが高いと判断された患者には、抗がん剤を用いた薬物治療を行います。対象となるのはステージ3の患者や、ステージ2であっても再発の可能性が高いと判断された患者です。
薬物治療を行う期間は、基本的には手術を行ってから半年間です。薬物治療の期間がすぎると、その後は定期的な経過観察へと移行します。